AWS CodePipeline を活用した CI/CD 導入で、アジャイル開発を加速させる!学生スポーツ応援コミュニティサービス「ANYTEAM」のインフラ構築

株式会社運動通信社

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株式会社運動通信社

お客様の課題

  • 新サービス開発にあたり、CI/CD の導入とセキュリティレベルの高いインフラ構築を必要としていた。

対応と結果

  • AWS CodePipeline を導入して CI/CD 化を推進したほか、IPA の非機能要件に沿ったセキュリティを実装。アジャイル開発に最適でセキュリティレベルの高いインフラ環境を実現した。

株式会社運動通信社様(以下、運動通信社様)は2022年10月25日から学生スポーツ応援コミュニティサービス「ANYTEAM (エニーチーム)」を提供しています。当サービスのインフラ構築と監視・運用保守をアイレットが担当させていただきました。

ミッションは、お客様のアジャイル開発体制に最適なインフラ環境を、高いセキュリティレベルで実現すること

運動通信社様はインターネットスポーツメディア「スポーツブル」の運営をはじめ、メディアを起点に「みる」「する」「ささえる」のスポーツ体験創出事業を展開されています。

このたび同社は KDDI株式会社様と共同で、学生スポーツを取り巻く課題解決をサポートし、誰もがスポーツで夢を実現できる社会を目指すべく、全国の中学・高校・大学に所属している部活チームとファンとの交流や、同じ部活チームを応援するファン同士での交流、応援したい部活チームへ支援金を送ることができるコミュニティサービス「ANYTEAM(エニーチーム)」を開発。本サービスの新環境構築とローンチ後の監視・運用保守をアイレットにご依頼いただきました。

AWS マネージドサービスを活用したクラウドネイティブなインフラ環境構築を前提として、お客様のアジャイル開発体制に合わせて CI/CD を導入すること、そしてセキュリティレベルを高めることがプロジェクトの要点でした。

CI/CD 導入により、アジャイル開発のスピード向上に貢献!お客様と議論を重ねながらセキュリティ面も磐石な環境を構築

今回はオープンソースの Terraform を活用してインフラのコード管理(IaC:Infrastructure as Code)を行なうことで、スムーズなインフラ環境の構築を目指しました。なお、運動通信社様とは以前にも別のプロジェクトで CI/CD を取り入れた環境構築を実践していたため、そのノウハウを有効活用しながら効率的かつスピーディにプロジェクトを進めることができました。CI/CD 化を実現する AWS CodePipeline を導入したことで、コード変更を実行した際のテストやデリバリー、デプロイが自動化されるため、開発スピードの向上につながります。

セキュリティレベルの向上については、さまざまなセキュリティ要件をリサーチした上で、IPA(情報処理推進機構)が提唱する非機能要件に沿ったセキュリティ要件をご提案。お客様と議論を重ねながら必要な要件を洗い出し、Amazon EC2 や Amazon RDS 等ストレージのコンテンツの暗号化、MFA(多要素認証:Multi-Factor Authentication)対応、ログ保存期間の設定などを実装いたしました。

監視・運用保守に関しては securitypack の標準サービスをご利用いただいた上で、お客様へのヒアリングを通じて個別に必要なツールを実装することでセキュリティレベルを高めています。

結果として、特に大きな障害が発生することなく無事にサービスリリースを迎えることができました。アイレットは「いつでも、どんな部活チームにも応援や支援ができるサービスを目指したい」というお客様の思いに寄り添い、「ANYTEAM」のさらなる発展に貢献してまいります。

システム構成図
株式会社運動通信社様システム構成図

(使用プロダクト)

  • Amazon EC2
  • Application Load Balancer
  • Amazon CloudFront
  • Amazon CloudWatch
  • Amazon S3
  • Amazon RDS
  • Amazon ElastiCache
  • Amazon DynamoDB
  • AWS CodePipeline
  • AWS CodeBuild
  • AWS CodeDeploy
  • AWS Chatbot
  • Amazon SNS
  • securitypack
  • WafCharm
  • New Relic

Credit

クライアント株式会社運動通信社