Case Study

「VMware Cloud on AWS」を活用したクラウド環境への移行

株式会社エディオン

cloudpack

株式会社エディオン様のクラウドを活用した導入事例

VMware基盤で稼働する30システム・110台の仮想マシンをクラウド環境へ移行

株式会社エディオン様(以下、エディオン様)は、「効用の提供と完全販売によるお客様第一主義の実現」を企業理念に掲げている家電量販店チェーンの大手企業です。コーポレート・メッセージとして「買って安心 ずっと満足」を発信し、商品の販売を通じて楽しさ・豊かさ・便利さなどの価値を提供しています。

この度エディオン様では、データセンターでハウジングを行なっているオンプレミス環境からの脱却と、ハードウェアのEOLによる負担の回避を目的とし、VMware基盤で稼働する30システム・110台の仮想マシンをクラウド環境へ移行する計画を検討されていました。OSの刷新やアプリケーションの改修といった大規模な作業の発生、それに伴う人的リソースの不足やコストの増加、スケジュールの長期化などの懸念があり、最適なクラウドの移行先を探されていました。

そこでアイレットは、以下の点が可能であることを決め手とし、迅速かつ安全でオンプレミス環境の仮想マシンをそのままクラウドへ移行可能な「VMware Cloud on AWS」の活用を提案。災害対策への考慮も盛り込みながら、移行を実践しました。

  • ・アプリケーションの構成変更を最小限に留める
  • ・現状のOS・ミドルウェアのパッケージには極力手を加えない

まず、災害対策として、データのバックアップにAmazon Simple Storage Service (Amazon S3) を活用し、さらにメインリージョンと災対先リージョンを利用したディザスタリカバリ設計を行いました。これにより、リージョン被災にも強い構成である上、全システムのリストアが必要となった際にも多重・並列でのリストアが実施出来る環境および手順を確立することで、復旧を迅速に行えるようにしました。

仮想マシンの移行作業時には、VMware HCXを活用することで、ダウンタイムを最小限に抑え、移行時にネットワーク帯域を圧迫しないよう、詳細な手順とスケジュールを慎重に調整しました。また、移行期間中に発生した問題に対しても、既存環境(オンプレミス)・新環境(クラウド)・ネットワークなどあらゆる原因の可能性を追求し、お客様を含めた多くのステークホルダーにもご協力を仰ぎながら、早期解決を図りました。特に、VMware HCXのコネクション確立がうまくいかなくなる事象が発生した際には、VMware社のサポート担当者への問い合わせと同時に、技術担当者とも密に連絡を取り合いながら調査と原因究明を行うなど、問題解決のために積極的に協力し、迅速な解決を実現しました。

今回、移行のみでなくその後の運用フェーズについてもアイレットにご依頼をいただき、新たにVMware社とのVMware Cloud on AWS MSPパートナー契約を締結することとしました。VMware Cloud on AWS を活用したクラウド環境の監視運用・保守において、お客様のご要望に可能な限り対応可能な、より安心してお任せいただける体制となりました。また、ベアメタルインスタンス「i3.metal」のストレージが起因でホスト台数が増加し、コストに反映されてしまう懸念があったため、ストレージの利用効率を極限まで向上させ、VMware NSXを用いたマイクロセグメンテーションの構築およびそれに伴う細かな通信制御を実施するなど、全域に渡ってコスト面から鑑みた環境の最適化を実施したことで、大幅な運用コストの削減も実現しました。

当プロジェクトにおいては、お客様のご要望に合わせたスピードと対応力でご要望にお応えし、スムーズな進行を実現したことで、30システム・110台の仮想マシンを短い期間で移行することに成功し、当初お客様がお持ちだった懸念についてはすべて払拭できました。また、環境構築・移行〜監視運用・保守までをワンストップで提供することで、お客様の負荷も大幅に軽減することにも成功しました。

アイレットは、お客様のシステム構築や移行における最適な環境のご提案ができることを強みとしております。今後も、お客様に寄り添い、豊富なノウハウと高い技術力を存分に発揮しながら、ビジネスの発展をご支援してまいります。

システム構成図
システム構成図

Credit

クライアント株式会社エディオン

Recent Cases