運用中のコーポレートサイトを WCAG 2.2 レベル AA へ適合!属人化させない判断基準でアクセシビリティを改修

株式会社バンダイナムコエンターテインメント

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株式会社バンダイナムコエンターテインメント

お客様の課題

  • バンダイナムコグループでは、「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会の実現」を目指し、ウェブアクセシビリティの確保・維持・向上に継続的に取り組む方針が策定された。
  • コーポレートサイトの試験・改修・試験結果ページの掲載までを、2026年3月までに完了させる必要があった。
  • 長年の運用からサイトのソースコードが煩雑化しページ数も膨大であったため、一括改修ではなく、対象範囲を区切るなどの計画的な進行が求められていた。
  • 運用中のサイトであり、通常更新と改修を並行する必要があったため、更新によってアクセシビリティが損なわれないよう進行管理上の工夫が求められていた。
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対応と結果

  • WCAG 2.2 レベル AA に基づくアクセシビリティ試験を実施し、不適合項目とその箇所を詳細にレポート化。試験結果をもとに1年間の長期ロードマップを策定し、月単位で改修範囲を分割して対応を進めた。
  • WCAG の達成基準の解釈において社内担当者間で判断が揺れる課題に対し、生成 AI(Gemini)を活用。社内で合意した解釈基準を生成 AI に学習させ、一貫した判断を可能にすることで WCAG 2.2 レベル AA への適合を実現した。
  • スクリーンリーダーの読み上げやキーボード操作など、非視覚情報に関わるコード改修を着実に実施。CMS(管理画面)側も改修し、運用者が画像の代替テキストを反映できる仕組みを構築した。
  • 2026年3月末までにサイトの改修と再試験を実施。試験結果ページの掲載を完了し、バンダイナムコグループの対応方針への準拠を実現した。

株式会社バンダイナムコエンターテインメント様は、グループが策定したウェブアクセシビリティ対応方針に沿って、運用中のコーポレートサイトにおけるウェブアクセシビリティ改修に取り組まれました。

KDDIアイレットは、担当者によって判断が分かれやすい「WCAG 達成基準」の解釈に生成 AI を活用することで判定の一貫性を担保。WCAG 2.2 レベル AA への適合を実現すると共に、試験から改修、その後の再試験・試験結果ページの公開までを一貫して支援いたしました。

「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会の実現」を目指し、グループ方針に基づくアクセシビリティ対応を計画的に推進

株式会社バンダイナムコエンターテインメント様(以下、バンダイナムコエンターテインメント様)では、グループが目指す「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会の実現」に向けて、Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)2.2 のレベル AA に適合する仕様でウェブサイトを構築する方針が策定されました。

バンダイナムコエンターテインメント様では、長年にわたりコーポレートサイトを運用されてきた経緯から、ソースコードの構成が複雑化しており、ページ数も多くなっていました。さらに、日々の情報更新を継続しながら、並行してサイトの改修を進めなければならない難しさもありました。

そのため、一括での改修は現実的ではなく、段階的かつ計画的に対応を進める方針を採用。バンダイナムコエンターテインメント様はコーポレートサイトとしての先行対応を目指し、2026年3月までの完了をゴールに設定されました。KDDIアイレットは、本プロジェクトにおいて、既存サイトの運用で培った知見を活かし、試験から改修、再試験、試験結果公開までをワンストップで支援しました。

判断基準を標準化し WCAG 2.2 レベル AA に適合。運用中サイトの改修を試験から結果公開までワンストップで対応

本プロジェクトでは、まず WCAG 2.2 レベル AA に基づくアクセシビリティ試験を実施しました。不適合項目とその該当箇所を詳細にレポート化し、この結果をもとに1年間の長期ロードマップを策定。ページ数とコードの複雑さを考慮して、月単位で対応範囲を分割し、改修を進めています。

試験においては、WCAG の達成基準に関する日本語の解釈が複雑で、複数の調査担当者間で判断が揺れるという課題がありました。例えば「1秒間に3回以上光るコンテンツがない」のような基準は、要約された文言だけでは解釈が分かれ、関連する複数の基準を横断的に読み解く必要があります。

これに対して、KDDIアイレットは生成 AI(Gemini)を活用し、アクセシビリティの専門知識を持つメンバーが検討・合意した解釈基準を Gemini に学習させ、調査担当者が判断に迷った際に一貫した回答を得られる仕組みを構築しました。その結果、対応者によるブレを解消し、WCAG 2.2 レベル AA への適合を実現しています。

改修は見た目のデザイン修正にとどまらず、スクリーンリーダーによる読み上げ対応やキーボード操作への対応など、非視覚情報に関わるコード修正が中心です。例えば、モーダルウィンドウをキーボード操作で閉じられない不具合など、自動チェックツールでは検知できない問題も数多く存在しており、こうした項目については、実際の操作に基づく目視確認を徹底することで対応しています。

また、コーポレートサイトで表示している画像を管理する CMS(管理画面)の改修も実施。改修前は画像の代替テキスト(alt 属性)の入力欄が存在しなかったため、適切な代替テキストが設定できず、スクリーンリーダーで画像ファイル名がそのまま読み上げられてしまう問題がありました。そこで、アクセシビリティの基準を満たすように CMS に代替テキストの入力欄を追加し、運用者が適切なテキストを設定できる仕組みを整備しています。

なお、運用中のコーポレートサイトであるため、改修期間中にもサイトの通常更新は発生してしまいます。更新によって改修済みの箇所が損なわれることを防ぐため、本プロジェクトではバンダイナムコエンターテインメント様と事前に更新ルールを合意した上で進行管理を実施しました。

その結果、2026年3月には予定通り試験結果ページの掲載が完了し、グループ方針に準拠したアクセシビリティ対応を実現しました。

KDDIアイレットでは、アクセシビリティ試験から改修・再試験・試験結果公開まで、一連の対応をワンストップで提供しています。試験のみのご相談にも対応可能です。ウェブアクセシビリティへの対応を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

関連ページ:KDDIアイレットのウェブアクセシビリティ制作について

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