KDDIスマートドローン株式会社様の「スマートドローン」運航管理システムにおけるインフラ構築から開発、監視・運用・保守まで
KDDIスマートドローン株式会社様(以下、KDDIスマートドローン様)は、世のため人のために役立つ事業を行なっていくことを経営の方針とし、社是に「心を高める」と掲げ、企業理念に謳われた使命を果たしていくために、考え方・価値観・行動規範を共有し実践していくことにより、お客さまに感動をお届けし、コミュニケーションを基盤とする豊かな社会の実現へご尽力されています。
KDDIスマートドローン様では、ドローンが日常生活を支えるインフラとして活躍する社会の実現に向け、モバイル通信でドローンを遠隔制御し、安全な長距離飛行を実現するプラットフォーム「KDDIスマートドローン」を開発・提供されています。その一部である本運航管理システムは、モバイル通信に対応した様々な機体との連接、気象・地図との連携、飛行計画の作成、運航状況の監視、機体制御などを遠隔で行なうことを目指し、開発を進めていらっしゃいます。
本システムにおいてアイレットは、サーバーサイドシステム構築を担当しました。
開発当初は法整備も完全に進んでいない状況であることから既存のウォーターフォールでの開発ができず、スケールの予測がしづらい状況下で、まずはサーバーサイドのリプレイスから着手しました。実証実験を行ないながら要件定義を繰り返しプロジェクトを進め、そこから AWS へシステムを拡張し、柔軟でよりスケーラビリティの高いサーバーレスのアーキテクチャを採用しました。また、AWS IoT の機能を利用し、ドローン機体とアプリクライアント、さらにはサーバーサイドである AWS とで相互の通信を可能としました。機体のプロビジョニングにはフリートプロビジョニングを使用し、AWS IoT への登録やアクセス許可との関連づけなどを、セキュアかつスムーズに行なっています。
今後、AWS Elemental MediaConnect を活用し、ドローンに搭載するカメラからの映像を次世代映像伝送プロトコル「SRT」により配信する機能を実装するなど、本システムの監視・運用・保守も担いながら、より発展したものへと進化させていく予定です。
今回、クラウドにおけるインフラ構築や開発に関する幅広い知見・ノウハウを持つアイレットが担当したことにより、IoT を活用したスマートドローンという新しい技術分野で、コストを抑えつつスピーディなプロジェクト進行が実現できたこと、KDDIスマートドローン様には大変お喜びいただくことができております。
アイレットは今後も、豊富な経験と高い技術力を存分に活かしながら、新しい技術分野にも積極的に挑戦し、お客様の課題解決やビジネス発展を支援してまいります。
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(AWS プロダクト)
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- ・Amazon RDS(Serverless Aurora)
- ・Amazon Route 53
- ・AWS Secrets Manager
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- ・Amazon SQS
- ・Amazon S3
- ・Amazon VPC
- ・AWS WAF
- ・AWS Elemental MediaConnect
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- ・AWS Elemental MediaLive
- ・AWS X-Ray
Credit
クライアントKDDIスマートドローン株式会社