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どんな個性も
生かせる
人間力のある
会社でありたい

2015年8月、港区の3つのロケーションを統合し、虎ノ門ヒルズにオフィスを構えたアイレット株式会社。
この記念すべき節目のときに改めて創業メンバーの3人に話を聞いた。

オフィスを集約して
よりコミュニケーションを深める

虎ノ門ヒルズにオフィスを集約されたそうですが。

齋藤

我々が会社の経営において重視しているのは、人材採用と社員が働きやすい環境をつくるということです。2014年に完成した『虎ノ門ヒルズ』という新しいランドマークを選んだことで認知度も上がり、採用の効率もよくなって「あの会社、面白いことやっているな」と思ってもらえたらいいですね。
またロケーションに集約することで、社員のコミュニケーションを強化したり、人間力をアップしていきたいという思いもあります。

伊東

これまで仕事であまり接点が少なかったメンバー同士、オフィスで立ち話をしているのを見かけると嬉しくなりますね。

鈴木

2014年に虎ノ門ヒルズに入ってから、実際に素晴らしい人材を採用できています。1年で社員も30人くらい増えました。今のところ狙い通りにいっています。

2003年に起業してから、オフィス移転、社員の増加、cloudpack事業の立ち上げ、APN(AWS Partner Network)プレミアコンサルティングパートナーの認定など、数々の節目があったと思いますが、それぞれが思う節目、ターニングポイントはいつですか?

伊東

採用の点からは、2011年2月に港区のマンションからオフィスに移転したときですね。事務所の体制を整えることで、人材を受け入れられる体制が整いました。サービス面で24時間365日のサポートができる体制になったのも大きいですね。

鈴木

自分の中では特にターニングポイントはないです。毎日を忙しく必死に仕事に打ち込んでいたら、気づかないうちに社員も売上も増えていました。
組織を柔軟に変化できる状態なので、何かのタイミングで大きく変化したという感覚はなく、徐々に変わっていったように思います。
売上は気がついたら20億を超えていて、壁はどこだったんだろう?と今になって振り返るような感じです。

齋藤

私にとっては、自分が直接ハンドリングをしていたのが、自分が不在でも組織が自発的に、かつ能動的に動くようになったときです。
起業してから8〜10年経った頃から、直接ハンドリングしなくても売上が上がる、全員が上を目指して動く、そんな仕組みができたと思います。

起業時の思いは今も変わらない

起業時から組織や体制は変わりましたが、企業理念や目指すものは変わりましたか?

齋藤

「スピード」そして「新しいものにチャレンジする」、理想とするところは今までと変わりません。これまでにも言ってきた「最先端を追いかける技術者集団」や「誰もが認めるおもしろいベンチャー企業」でありたいという気持ちは変わらず続いています。

伊東

社員が増えてきたので、みんなに「アイレットで働いていたい」と思ってもらいたいです。アイレットを好きで居続けてもらうためにできることはないか、と考えることが1つ加わったと思います。

鈴木

会社の状況は起業時と変わっていますが、仕事をして稼ぐ、稼いでかつやりたいことをやる、というスタンスは変わっていません。

アイレットの強みは何だと思いますか?

齋藤

強力な人材とコミュニケーション力です。

伊東

事業部長など、リーダーの強さですね。チームごとの独立採算制を導入していますので、リーダーに任せている部分が大きいです。

鈴木

判断のスピードです。ここにいる3人だけでなく、リーダーにも言えることですが、企業文化になってきていると思います。素早く判断を下すことで、何かトラブルがあっても手遅れにならない、他社に負けないスピードで対応できるというのが強みですね。

人材を大切にするということでいうと、ユニークな福利厚生の制度がありますよね?

伊東

社員の声を聞いて、それまで役員が気づいていなかったことで「それいいじゃん!」と思ったものは、福利厚生として実現可能かを検討して、導入するようにしています。

鈴木

例えば、私が毎週行っている飲み会の席で、遠くから通っている社員が、繁忙期に仕事に集中する力を温存するために自腹でグリーン車に乗っているという話を聞きました。すぐに伊東と相談して『グリーン車手当制度』を実現しました。

日本初でAPNプレミアコンサルティングパートナーに認定されています。会社も急成長されていると思いますが、どのようにお考えですか?

齋藤

何年連続でも獲らなくてはいけないものだと思っています。ただ連続で選ばれ続けていることで、業界リーダーとしての意識が芽生えてきました。自分たちが先導してクラウドを広めていきたい、AWSのパイオニアとして引っ張っていこうという気持ちです。
会社としては、お客様のビジネスの根幹の部分にまで関わってお手伝いできるようになり、チャレンジする幅が広がりました。ただ、この数年ですごく成長した、売上が増えたという感じではなく、人が増えたのも売上が増えたのも、必然的な変化というところですね。

伊東

財務の面からみると、多くの企業から引き合いが増えたことで、信用を積み重ねることができ、融資などを受けやすくなったというメリットがあります。

現在のアイレットのメンバーはどんな方々ですか?

齋藤

人が増えてきたので多種多様になりましたが、個性が強い人もまとめて束ねられるような会社でありたいと考えています。どんな人でも能力を出し切れるよう環境を整えていきます。

思い描いているアイレットの未来像はありますか?

齋藤

我々の仕事は、5年後も予想がつかないような流れの速いところにあります。確固としたイメージを持って、まっすぐ向かっていくというより、時代の流れに器用に乗りこなしながら柔軟に対応していくことになると思います。決めていることと言えば、いつかアイレットのみんなで入居する老人ホームを作りたいということぐらいですね(笑)。歳を重ねても仲間でワイワイやりたいじゃないですか。
社員に求めるスキルは、人間力とコミュニケーション力です。
よく聞く言葉ではありますが、根本的な人間力が高ければ、同じことを聞いたときの理解力も変わってくるし、お客様の本当に必要としているものや欲しいものがわかると思うのです。本当に相手を理解して会話していたら、たとえ何かトラブルが起こったとしても関係をこじらせるような事態にはなりません。会社の文化として、新しく入社するメンバーにも浸透させていきたいと考えています。

齋藤 将平
代表取締役

1977年、千葉県生まれ。ベンチャー企業にて大規模な予約システムの設計から構築、そして運用までを一手に担当。2003年、IT技術の最先端を追いかける技術者集団としてアイレット株式会社を設立し、代表取締役に就任。

鈴木 宏康
執行役員常務

1975年、愛知県生まれ。東京工業大学大学院修士課程修了。在学時より、ベンチャー企業でインターネットに関する業務に携わり、現在はクラウド(主にAmazon Web Services)上での開発・運用を軸とした事業の、業務の中心として活躍。

伊東 賢二
執行役員常務

1977年、千葉県生まれ。IT関連の様々な職種を渡り歩き、どのような分野でもキャッチアップできる柔軟性を身につける。2003年、アイレット株式会社の設立に参画し、持ち前の柔軟性で社内外の潤滑油として活躍。